腕・肘・手

大学生が後遺症12級の認定を受けた案件で保険会社提示よりも1200万円の増額を得た事例

保険会社提示額

200万円

最終獲得額

1400万円

ご相談内容

被害者 20代大学生男性
部位 左親指
傷病名 左長母趾伸筋腱断裂
後遺障害等級 12級
獲得金額 1400万円

友人の車の助手席に乗っていたところ、その車がノーブレーキでガードレールに突っ込んだ。その事故で左親指を負傷して後遺症12級の認定を受けた。保険会社から200万円で示談しないかとの提案を受けた。この示談金額は妥当なのか。

サポートの流れ

項目 サポート前 サポート後 増額幅
後遺障害等級 12級 12級
入通院慰謝料 50 80 30
休業損害
逸失利益 0 290 290
後遺障害慰謝料 150 1030 880
合計 200 1400 1200
単位:万円

保険会社の提案は法律上の基準よりも低い慰謝料のみの提案であり、逸失利益も全く含めておらず明らかに低すぎる金額での提案でした。当職は法律上の基準で慰謝料を請求した上で、逸失利益の請求をおこないました。逸失利益については、賃金センサスにおける大卒平均年収をもとに計算しました。保険会社は、当職からの請求の後も、逸失利益を低く算定して総額で約900万円しか支払えないとの意向を当初見せてきましたが、当職は訴訟を提起すればそのような金額になるはずはないということを判例を示しながら粘り強く交渉し、最終的には総額1400万円の示談金を取得することに成功しました。

解決内容

慰謝料と逸失利益を含め1400万円(当初提案よりも1200万円の増額)を取得するという内容で示談しました。

所感(担当弁護士より)

後遺症案件では将来の収入分損害である逸失利益が認められます。それは、当該請求時点(症状固定時点)で収入のない大学生であっても同様です。にもかかわらず、保険会社は当事務所が介入する以前はこれを全く含めない金額での示談を提案していたのであり、この金額は著しく低いものでした。保険会社は本件のように弁護士介入後も支払を渋ることがしばしばありますが、当事務所は粘り強く交渉し示談金を増額させます。本件は当事務所に来ていただいたことで1200万円という大きな増額を得ていただくことができました。後遺症の認定を受けている案件では本件のように大きな増額を得られる例が非常に多いので、示談する前にご相談いただくことを強くおすすめ致します。なお、本件は依頼者の父親が加入していた弁護士費用特約が使用できたので依頼者ご負担の弁護士費用はゼロでした。弁護士特約はご家族の加入している保険で使えるケースも多いので、これを確認すべきです。

代表弁護士 津田岳宏(つだたかひろ)/昭和54年生/京都女子大学付属小学校卒業/東大寺学園中・高等学校卒業/京都大学経済学部卒業/平成19年9月弁護士登録/平成26年6月京都グリーン法律事務所を設立

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