高次脳機能障害で後遺障害等級認定を受けたい場合は弁護士に相談する

今回は、高次脳機能障害と後遺障害等級認定を受けるためのポイントについてご説明します。

高次脳機能障害とは、交通事故が原因で脳に外傷を負ってしまったことなどが原因で、記憶障害や注意障害、行動障害などが生じてしまう症状を指します。

一見、重い症状のようにも感じられますが、高次脳機能障害は、他の後遺障害と比べると症状自体に気付かずに等級認定や示談交渉が進められてしまうケースも多い現実があります。

医学的にも法律的にも非常に対応が難しい症状の1なのです。

高次脳機能障害の基礎知識

では、なぜ高次脳機能障害は、気付くことができないのか?

また、等級認定されずに示談交渉が進められるような事態に発展してしまうのでしょうか?

まず、高次脳機能障害の基礎知識としておおまかな4つの障害について知りましょう。

1.記憶障害

記憶が不明瞭になり約束を忘れる 新しいことが覚えられなくなってしまう

2.注意障害

注意が散漫になり作業中にミスが多くなる 長時間作業に集中できない

3.遂行機能障害

物事をうまく処理できなくなり自分で優先順位を決めることができない

4.社会的行動障害

自発的に行動ができない 他者に依存したり子どもっぽく甘えたりしてしまう

高次脳機能障害では上記のような障害が起こり得るのですが、いずれも交通事故が原因であるのか、それとも他の原因があるのか、もともとあった症状なのかといった判断が難しいのです。

交通事故が原因ではないと判断されれば、後遺障害として認められることもありません。

高次脳機能障害が認定されるためのポイント

高次脳機能障害の等級申請がされると他の後遺障害とは異なり、高次脳機能障害の専門医などで構成された専門部会にて等級認定がなされます。

通常の後遺障害等級認定とは異なる特例事案であることからも、一層深い医学的知識が求められる事案なのだと容易に想像できます。

では、こういった専門医はどういったポイントに注目しているのか見ていきましょう。

家族が症状に気付いている

家族や同居人が、交通事故の前と後では明らかに行動が違うことに気付いているのが重要です。

自覚症状があることも当然ですが、一緒に暮らす家族の意見はポイントの1つと言えます。

日常生活における変化をノートなどにメモして記録しておくと、提出もできて非常に有効です。

専門医に受診する

高次脳機能障害は、専門に取り扱っている医師に受診するのが大切なポイントの1つです。

医師といってもそれぞれ専門分野があるため、着眼点も見解まったく異なります。

特に高次脳機能障害は専門性が強いため、他の医師とは違う判断をしてくれる可能性が高くなります。

担当医に書いてもらう診断書は、等級認定において重要な判断要素の1つです。

専門の弁護士に依頼する

高次脳機能障害の等級認定の臨むのであれば、医学的な知識だけでなく、法律的な知識も必須となります。

また、等級認定後の交渉という観点からも、法律のプロである弁護士に依頼するのは有効なポイントの1つです。

医師の場合と同様、弁護士にもそれぞれ専門分野があるため、依頼・相談するのであれば交通事故専門の弁護士にしましょう。

高次脳機能障害は当事務所にご相談ください

当事務所は、交通事故を専門に取り扱っている法律事務所です。

数多くの事案を共有するために提携している弁護士がいるため、多少めずらしい事案であってもケースバイケースに対応できる経験と知識があります。

また、医学的に難解な案件に対応するために顧問医がついており、診断書の中身や検査項目についても専門的な考察や資料添付に対応可能です。

高度な医学的・法律的知識が必要になる案件であるほど、交通事故問題に特に力を入れている当事務所の強みを発揮できるため、高次脳機能障害については、ぜひご相談ください。